ぎっくり腰は冷やすのが正しいのか温めるのが正しいのか
- ぎっくり腰の冷やす期間はいつまで?
- ぎっくり腰でやってはいけないこと
- ぎっくり腰の温め方
ぎっくり腰を起こしてしまった場合、まずは「冷やす」のが先決です。
では、どのような方法でどの程度の時間冷やすと良いのでしょうか。
また、いつから冷やすのではなく、温める方向に切り替えればよいのでしょうか。
今回の記事では、ぎっくり腰を起こしたときの効果的な冷やし方について解説しています。
温める場合についても説明していますので、効果的に使い分けてつらい痛みを早く解消しましょう。
ぎっくり腰まずは冷やす
ぎっくり腰を起こすと、「冷やすのと温めるのと、どっちが正解か分からない」といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、ぎっくり腰の直後は応急処置として冷やすのが正解です。
なぜ冷やすのが正解かというと、次のような理由があります。
激しい痛みを鎮める
ぎっくり腰を起こした場合、患部を冷やすと激しい痛みを感じにくくさせる効果が期待できます。
痛みを脳へと伝達する神経よりも、知覚神経の方が太いため、冷やすと痛みの緩和につながるのです。
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患部の熱を下げる
ぎっくり腰を起こすと、患部が熱を持ってズキズキと痛みます。
患部を冷やすことで熱を下げ、ズキズキとした熱感を緩和する効果が期待できます。
腫れを予防する
ぎっくり腰を起こすと、炎症にともなって患部が腫れることも
患部を冷やすと一時的に血流量が減少するので、腫れを予防する効果が期待できます。
冷やす期間はいつまで?
ぎっくり腰冷やす期間はいつまでなのでしょう。
ぎっくり腰の治るまでの期間は発症から約48時間以内
ぎっくり腰を冷やす期間は発症直後から48時間以内
ぎっくり腰を冷やす期間は、基本的に発症から48時間以内とされています。
ぎっくり腰を発症した場合、通常は48時間程度、ズキズキとした激しい痛みが見られます。
この時期をぎっくり腰の急性期(炎症期)と呼んでいます。
急性期に患部を一時的に冷やすと、症状の軽減および早期回復が期待できます。
ただし、急性期をすぎても冷やすのを続けた場合、かえって症状の回復を遅らせる恐れがあります。
痛みが和らげば冷やすのをやめてもOK
一口にぎっくり腰といっても、人によって症状の程度はさまざまです。
仮にぎっくり腰の発症から48時間以内であっても、痛みが和らげば冷やすのをやめてOKです。
ぎっくり腰の冷やし方(アイシング)の方法
ぎっくり腰を発症すると、炎症をともなうのが一般的です。
炎症には「疼痛」「腫脹」「熱感」「発赤」「機能障害」といった5大兆候があります。
アイシングを行うと、炎症の5大兆候を鎮める効果が期待できます。
冷やし方
そこで、ぎっくり腰を冷やす方法についてご紹介します。
用意するもの
- アイスパック(保冷剤・氷嚢)
- もしくはビニール袋に氷を入れたもの
- タオル
ぎっくり腰を冷やす場合、アイスパックや氷嚢を用意しましょう。
手ごろな道具がない場合、氷水を入れたビニール袋でも構いません。
また、患部を冷やしすぎないよう、タオルを用意して調整するのもおすすめです。
冷やす場所
ぎっくり腰の場合、冷やす場所は腰部全体と覚えておきましょう。
ぎっくり腰の発症直後は、ピンポイントではなく、広範囲にわたって痛む(疼痛)のが一般的です。
赤く腫れている(発赤・腫脹)ような場合、その場所を重点的に冷やすのも効果的です。
また、手で触れてみて他よりも明らかに熱い(熱感)場所があれば、そこを重点的に冷やしましょう。
ぎっくり腰を冷やす手順
アイスパックをタオルにくるみ、赤く腫れている(発赤)、または熱を持っている(熱感)場所を冷やします。
発赤や熱感が明らかではない場合、腰全体を冷やしておけば大丈夫です。
氷嚢や氷水を入れた袋で冷やす場合、患部にタオルを置き、その上から冷やすようにしましょう。
冷やす時間
ぎっくり腰を冷やす時間の目安は、1時間当たり10分から15分程度です。
冷やしすぎると凍傷を発症する恐れがあるので注意しましょう
その他効果的な冷やし方としては、次のような例が挙げられます。
ゲルパック(ジェルパック)で冷やす
ゲルパックは冷凍庫で冷やすと冷却パックとして、電子レンジで温めると温熱パックとして使えます。
マジックテープが付いている商品だと、患部に巻くだけなのでとても簡単です。
ぎっくり腰を繰り返している方や、スポーツをしている方は、常備しておくのがおすすめです。
冷湿布で冷やす
ぎっくり腰を起こした場合、冷湿布を貼るのも1つの手です。
冷湿布にはそれほど高い冷却効果はありませんが、冷感作用や鎮痛作用によって、ぎっくり腰のつらい痛みを緩和する効果が期待できます。
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ぎっくり腰の初期にやってはいけないこと
ぎっくり腰の症状は時間の経過とともに変化します。
特にぎっくり腰の初期には強い炎症が見られるため、次のような行為はやってはいけません。
温める
ぎっくり腰の初期に、お風呂などで患部を温めるのは厳禁です。
患部を温めてしまうと、血液の流れによって炎症物質が拡散します。
そのため、かえってぎっくり腰の回復を遅らせてしまう結果となります。
ストレッチ
腰痛を予防するときに、ストレッチを奨められるケースがあります。
ただ、ぎっくり腰の場合にストレッチをするのは厳禁です。
ストレッチはあくまでも症状の予防が目的であって、疼痛を緩和するためではありません。
無理に身体を動かすと、かえって痛みを増してしまう恐れもあるため注意が必要です。
過度の安静
ぎっくり腰を起こした場合、無理に動くのはもちろん厳禁ですが、安静にしすぎるのも考え物です。
過度に安静にしていると、患部以外の筋肉にも緊張が生じ、かえって症状の回復を遅らせてしまいます。
ぎっくり腰の急性期がすぎたら、無理のない範囲で身体を動かすのがおすすめです。
温めるのはいつから
先述しましたように、通常はぎっくり腰を発症してから48時間程度、激しい炎症をともなう急性期が続きます。
温めるのは基本的に、急性期がすぎた48時間以降です。
ただし、症状の程度によっては、それよりも早く温めてよいケースもあります。
判断に困った場合は、基本的に冷やすのが正解だと覚えておきましょう。
温める時期や方法に関しては、以下温めるで詳しく紹介しますので、ご覧になってみてください。
ぎっくり腰を温める方法
ぎっくり腰に限った話ではありませんが、何らかの不調を回復させるには、原則として温めるのが一番です。
温める理由は、血液の流れがよくなると、身体の回復力が高まるからです。
では、ぎっくり腰を起こした場合、いつから冷やすのをやめ、温める方向に切り替えればよいのでしょうか。
また、どんな状態から温める方向に切り替えるのが正解なのでしょうか。
基本的にはぎっくり腰の発症から48時間が経過した場合、温める方向に切り替えてよいでしょう。
また、発症から48時間以内であっても、明らかな炎症が見られない状態になれば、温める方向に切り替えて構いません。
患部を温める方法としては、次のような例が挙げられます。
湯船に浸かる
患部を温めるもっとも簡単な方法が、湯船に浸かるやり方です。
身体全体が温まると、血液の循環が促され、患部の回復を早める効果が期待できます。
ゲルパックを利用する
ゲルパックは患部を冷やすのにも、温めるのにも利用できます。
電子レンジでゲルパックを温めて患部に巻くと、血行を促進する効果が期待できます。
適度に身体を動かす
ぎっくり腰の急性期がすぎたら、過度の安静はかえって症状の回復を妨げます。
適度に身体を動かして血行を促進すると、症状の回復を早める効果が期待できます。
お灸をする
せんねん灸などのお灸を患部に貼ると、局所を温める効果が得られます。
最近は火を使わないタイプのお灸もあるので、腰痛をお持ちの方は試してみるのもおすすめです。
まとめ
ぎっくり腰を起こした場合、原則として冷やすのが先決です。
初期の段階で温めてしまうと、炎症の拡大を招き、かえって症状の回復を遅らせてしまいます。
今回ご紹介した方法で患部を冷やすと、つらい痛みを軽減する効果が得られます。
また、発症から48時間が経過した場合、温める方向に切り替えると、症状の早期回復につながります。
ぎっくり腰は再発するケースも少なくないため、冷やす方法や、温める方向に切り替えるタイミングを覚えておきましょう。
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