鏡で自分の姿勢を見たとき、「肩が前に出ているな」と感じたことはありませんか?
巻き肩はただ姿勢が悪く見えるのではなく、「肩こり」「四十肩」「頭痛」などの原因にもなってしまいます。
また、2020年から日本で流行している新型コロナウイルスの影響で、テレワークを導入した会社が増えています。
テレワークをしていると、会社よりも低い机で仕事をしている方が多く、巻き肩になってしまう方が増えてきています。
今回は巻き肩に悩んでいる方に知って頂きたい、原因とセルフケアについてご紹介します!
巻き肩とは?
「巻き肩」とは横から姿勢を見たときに、肩が前に出ていることを言います。
自分で、巻き肩なのかチェックする方法があります。
肩の力を抜いて気を付けをして立ったときに、巻き肩の方は、手の甲が少し正面に向きます。巻き肩ではない方は手の甲が真横に向きます。
もし、鏡を見て自分が巻き肩か分からない方は今回ご紹介した方法でチェックしてみて下さい!
なぜ巻き肩になるのか?
巻き肩は、1日、2日でできるものではありません。長い時間をかけて少しづつ巻き肩が作られていきます。
巻き肩になる原因は日常生活でさまざまありますが、今回は代表的な原因をいくつかご紹介します。
①デスクワーク
②スマートフォン
③料理
④読書
巻き肩になるとどのような症状が出るのか?
①肩こり
巻き肩になってしまうと首や肩回りの筋肉にかかる負担が大きくなります。巻き肩の状態で家事や仕事をすると更に、首肩周りにかかる負担は大きくなり、筋肉は凝りやすくなります。その結果、肩こりに繋がってしまいます。
②四十肩・五十肩
巻き肩は筋肉が固まりやすくなるのではなく、柔軟性の低下に繋がります。
柔軟性が低下した中、そのまま生活を送っていると筋肉が固まり四十肩・五十肩になってしまうのです。
③頭痛
「①肩こり」の項目で首肩周りの筋肉が凝りやすくなると説明しましたが、首肩周りの筋肉が固まると脳に流れる血流量が減ってしまうため頭痛が起きやすくなります。
頭痛には「緊張性型頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」などの種類がありますが、巻き肩の方は「緊張性型頭痛」になるリスクが高くなります。
頭痛についてご紹介しているブログも投稿しています。こちらからご覧ください。
>>頭痛の種類について
④野球肘・野球肩
巻き肩になり、柔軟性が低下している中で投球動作を行っていると、肘が下がったり身体が開いて投球してしまうため、肘や肩にかかる負担が大きくなり痛みに繋がってしまいます。
野球をやっている方だけではなくスポーツを行っている方全員に肩や肘を痛める可能性があります。
巻き肩を治す効果的なストレッチ3つ
肩の周りには「大胸筋」と「広背筋」という筋肉があります。
この筋肉には「肩関節内旋」といい肩を内側に捻るという働きがあり、大胸筋と広背筋を緩めることができなければ巻き肩を治すことはできません。
今回は巻き肩を治すストレッチを3つご紹介します。
1.大胸筋ストレッチ
①壁に右手をつく
②右手は壁についたまま身体を前に倒す
③いた気持ちいい所で10秒キープする
④反対も同様に行う
このストレッチを行うと大胸筋を緩めることができます。
2.広背筋ストレッチ
①左右の手を組みバンザイをする
②バンザイした状態で身体を左斜め前に倒す
③いた気持ちいい所で10秒キープする
④反対も同様に行う
このストレッチを行うと広背筋を緩めることができます。
3.肩まわしストレッチ
①肩を大きく前に3回まわす
②肩を大きく3回後ろに回す
肩まわしのストレッチを行うと前に出ている肩を開くことができ、胸を張ることができます。このストレッチを行うときの注意点が1つあります。
上記で紹介した順番が逆になってしまうと巻き肩を悪化させるストレッチになってしまうので、必ず前に3回回し、後ろに3回回して終わるということを意識して行ってみてください!
最後に
今回は巻き肩の原因、改善方法についてご紹介しました。
自分が巻き肩だと思っていなくても、長い間肩こりや頭痛の症状が治らないという方の原因は巻き肩の姿勢にあるかもしれません。
当院では、巻き肩を治す猫背矯正だけではなく、無料で皆様の姿勢チェックなどを行っています。
皆様の周りで、姿勢が気になっている方、肩こりや頭痛が長年治らない方がいらっしゃいましたらぜひご相談ください!
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