宮前まちの整骨院には野球をやっている少年・少女が多く来院されます。
来院する理由は様々ですが、肘や肩を痛めて来院される方が多いです。
肩や肘を痛めてしまう原因は
・柔軟性の低下
・投球フォーム
・筋力不足
などさまざまですが、今回は柔軟性低下についてご紹介したいと思います。
なぜ柔軟性が低下すると肩を痛めるのか?
肩にはさまざまな関節がありますが、肩甲胸郭関節という肩甲骨の内側にある関節が、投球動作には一番重要になってきます。
上記の写真の赤い部分が肩甲胸郭関節です。
この部分が硬くなると、身体が開いたり、肘が下がってしまいます。
その結果、肘や肩に負担がかかりやすい投球フォームになってしまいます。
このような負担がかかる投球フォームで投げ続けると、野球肘や野球肩につながってしまいます。
肩甲骨のストレッチ
では、肩甲骨のストレッチを4種類ご紹介します。
ストレッチを行う前に一度、この写真のように肩甲骨の可動域をチェックしてみて下さい。
肩甲骨のストレッチ①
①まっすぐ立ち、腕が地面と平行になるまで上げる
②腕を前に出す
③腕を後ろに引く
④この動作を10回繰り返す
このストレッチを行う時に、腕が上がり過ぎたり、腕が下がってしまうと、効果が低くなってしまうので、地面と平行になるように腕を上げて行ってみてください!
肩甲骨のストレッチ②
①手のひらを内側に向けて、腕を耳の横まで上げる
②手のひらを外側に向けて、肩甲骨を寄せるように腕を引く
③この動作を10回繰り返す
このストレッチを行う時に、腕を耳の横まで上げないと、肩甲骨の可動域が小さくなり効果が低くなってしまいます。
腕をしっかり耳の横まで上げることを意識して行ってみて下さい。
肩甲骨のストレッチ③
2つ目にご紹介したストレッチの反対の動きを行います。
①手のひらを外側に向けて、耳の横まで腕を上げる
②手のひらを内側に向けて、肩甲骨を寄せるように腕を引く
③この動作を10回繰り返す
2つ目にご紹介したストレッチと同じように、耳の横まで腕を上げることを意識して行ってみて下さい
肩甲骨のストレッチ④
①肩幅より少し足を広げ、お尻を後ろに突き出すイメージで前傾姿勢になる
この時手のひらを内側に向ける
②肩甲骨を寄せるように腕を引く、この時手のひらは外側に向ける
③この動作を10回繰り返す
そして、4種類のストレッチを10回ずつ行った後もう一度、肩甲骨の可動域をチェックしてみて下さい。
左側がストレッチを行う前の写真で、右側がストレッチを行った後の写真です。
ストレッチを行う前はギリギリ指が掴める状態だったのが、ストレッチ後はしっかり指を掴めています。
1セット行うだけで、しっかりと効果を出すことができるストレッチです。
お風呂上りなどに行ってみてください!
最後に
ストレッチは継続して行なうことで、肩甲骨の可動域が広がり
肘や肩に負担がかからない投球フォームを身につけることができます。
皆さまの周りで野球のことでお悩みの方がいらっしゃいましたら
ぜひ宮前まちの整骨院にご相談ください!
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