冷え性と聞くと、冬の寒い時期に症状が強くなるイメージがあると思いますが、
実は夏場に冷え性で悩まれている方は多いのです。
今回は、夏場に冷え性になってしまう原因と予防方法についてご紹介致します。
夏場に冷え性になる原因
夏場に冷え性になってしまう原因は、自律神経の乱れにあります。
自律神経には身体を調節する働きがあり
・免疫力の向上
・治癒力の向上
・体温調節
などをしてくれる重要な神経です。
そのため、自律神経が乱れると身体を温める力が落ちてしまい、結果として冷え性となるのです。
なぜ自律神経が乱れてしまうのか?
①内臓が冷えている
内臓の冷えが、夏場の冷え性の特徴的な原因です。
夏になると、たくさん汗をかくので水分補給をする機会も多くなります。
水分補給をする際、ぬるい飲み物を飲むより、どうしても冷たい飲み物を飲みたくなりますよね?
例えば
・運動中の冷たいスポーツドリンク
・食事中の冷えたお茶
・居酒屋でのビール
など・・・
その冷たい飲み物が、内臓を冷やしてしまっている大きな原因です。
また、一気に大量の水分を補給することも内臓の冷えへとつながります。
また女性の場合、内臓が冷えるということは、卵巣や子宮も冷やしているということになり
生理不順や生理痛、不妊症にもつながります。
②生活習慣
生活習慣の中でも、無意識に体を冷やしてしまいがちです。
身体を冷やしやすいのは睡眠している時間です。
気温が高い日が続くと、半袖や短パンなど薄着で生活する時間が増えると思います。
暑くて寝苦しいと、なかなか寝付けなかったり、夜中に目が覚めてしまいますよね。
そのため、冷房をつけたまま寝る方が多いと思います。
ですが、実は睡眠時に人間の身体は体温が低くなるのです。
人間の身体の性質上、ただでさえ体温が低くなっているのにもかかわらず、
さらに冷房で身体を冷やしてしまうのは、冷え性の一因となります。
冷え性の予防策
①ゆっくり湯船に浸かる
夏場になるとシャワーだけで済ませてしまうことも多いと思いますが、
シャワーだけだと身体の表面しか温めることができません。
湯船に入ることによって、身体の深部まで温めることができ、
上記で述べた内臓が冷えを防ぐことができます。
のぼせやすくて湯船に入るのが苦手という方は、湯船の温度を38~39℃に設定し
ぬるめの湯船に入るなど工夫をしてみてください!
②水分補給の仕方を変える
人は1日1.2~1.5ℓの水分補給が必要とされています。
一気に大量の水分を補給してしまうと内臓が冷えてしまうと上記で説明いたしました。
1回にコップ1杯程度(約200ml)の水分を、6~8回程度に分けて補給すると、内臓を冷やすことなく水分補給をすることができます。
また、のどが渇いたと思う前に、こまめに水分補給することは熱中症予防にもなります。
③筋肉をつける
冷え性の方は、ほとんどの場合、筋力が弱いという特徴があります。
体内の熱を生み出すためには、筋肉が収縮する必要があります。
そのため、筋力が強ければ強いほど熱を生み出す力も強くなり、
冷え性の予防になるのです。
当院に来院される患者様の中にも冷え性に悩まれている方はたくさんいます。
なかでも足が冷えると悩んでいる方が多いので
今回はご自宅でできる簡単なトレーニング方法をお伝えしたいと思います!
足の冷えを予防する簡単トレーニング方法
①壁に手をつき身体を支える
②踵を上げられるところまで上げる
③踵をおろす
この時に踵を床につけるのではなく、床にギリギリつかない所で止めるようにして行ってみてください!
④この動作を1日10回行う
このトレーニングを継続して行うことができれば、ふくらはぎの筋力が強くなり足の冷え解消に繋がります。
今回ご紹介したトレーニングが10回で物足りなくなったら、回数を増やすなどをして
ご自身にあった回数でトレーニングを行ってみてください!
最後に
今回は夏の冷え性の原因と予防策についてご紹介いたしました。
予防策でお伝えした筋力UPに関しては継続しないと変化は現れないと思いますが
シャワーではなく湯船に切り替えたり、水分補給の仕方については意識一つで変えられると思います。
生活習慣を変えて冷え性を改善できるようにしていきましょう!
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