「朝起きても体が怠くてベッドから起き上がれない」
仕事の疲れや、前日夜中までお酒を飲んでいてこのような経験を何度かされた方はいらっしゃると思います。
しかし、今思春期の子供たちの中でこのような症状が毎日出てしまう子が増えています。
朝起きられない原因は自律神経の乱れが関係しており、最近自律神経失調症の内容のテレビ番組で紹介される機会が増えているので
自律神経失調症という言葉を聞いたことがある方はとても多いと思います。
ベッドからなかなか起き上がれない方は、自律神経失調症の中の「起立性調節障害」になっている可能性が高いです。
今回は起立性調節障害についてご説明したいと思います。
起立性調節障害とは
日々のストレスが積み重なる、思春期の子供たちに多い症状です。
症状
・朝起きてからベッドから起き上がるまで時間がかかる
・動悸
・午前中は体調が悪いが、午後になると元気になる
・立ちくらみ
・頭痛
・下痢
このような症状があります。
ベットから起き上がるまで数時間かかってしまうこともあるため、夜になっても眠れず
その結果昼夜逆転してしまうこともあります。
また、心理的なストレスが関わると症状が強くなるケースもあります。
(身体が辛いのに学校に行かないといけないという圧迫感など)
治療方法
当院が行っている治療方法は2つあります。
①自律神経治療
自律神経の機能を上げて症状を取っていくという治療法になります。
自律神経は背骨の際を通っています。
首や背中周りの筋肉が硬くなると、固まった筋肉が自律神経を圧迫し、自律神経に負担をかけてしまいます。
その結果、機能が落ち起立性調節障害の症状に繋がってしまいまいます。
治療の内容に関しては2つあります。
①マッサージで固まっている筋肉をほぐす
上記で述べた通り首や背中まわりの筋肉が硬くなると自律神経に負担をかけてしまいます。
固まっている筋肉をほぐし自律神経の負担を軽減していきます。
②自律神経節に超短波をあてる
首とお腹に自律神経の幹になる部分があります。
上記の写真のように自律神経の幹に超短波を当て、自律神経の機能を上げていくことを行っていきます。
②猫背矯正
起立性調節障害の方は猫背が原因で身体に負担をかけ、自律神経の乱れに繋がってしまうケースがとても多いです。
上記の写真の左側の写真のように、肩の位置が前に出て背中が丸まっている姿勢だと、常に首や背中に負担をかけてしまうため
左側の姿勢から右側の姿勢に治していく必要があります。
猫背の状態で筋肉を緩めても、根本的な姿勢の歪みを取らない限りは時間が経つと元の状態に戻ってしまいます。
筋肉の硬さを取りながら、身体の歪みを治していく猫背矯正が、起立性調節障害の根本的な治療になります。
ご自宅でできる簡単なセルフケア
今回は背中や腰の筋肉を伸ばすことができる簡単なセルフケアを1つご紹介致します。
①タオルを用意する
②バスタオルを縦半分に折る
③バスタオルをくるくる巻く
④タオル完成
⑤背中の下にタオルを入れる
⑥この状態で2分間キープする
背中の下にバスタオルを入れる時は、背中の筋肉が伸びて一番気持ちいいところに置いて行ってみて下さい。
バスタオルを巻く際は直径10㎝の大きさにしてストレッチを行うのがオススメです!
1日1セットお風呂上がりなどに行ってみて下さい!
このストレッチを行うことで背中の筋肉を伸ばし硬くなることを防ぐだけではなく
猫背が今の状態より悪化することも防ぐことができるため、猫背が気になる方にもオススメです!
最後に
起立性調節障害など自律神経失調症は治らないと思われている方がいらっしゃいますが、しっかりと治療を行うことで
症状が改善します。
病院に通院し思うように症状が改善しない方、治らないと言われた方はお気軽にご相談ください。
また、当院では自律神経検査も行っています。
気になる方はスタッフまでお声掛け下さい!
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