こんにちは。
宮前まちの整骨院代表の小林篤史です。
実は先週水曜日からこのブログを書いているスタッフの鎌田が
入院してお休みを頂いております。
簡単にいうと感染性の咽頭炎みたいなのですが、
40度くらいの熱により、入院することになったようです。
今日はその報告ではなく、せっかくなのでこういう感染症発症の予防について、治療家の視点からお伝えしようと思います。
風邪やインフルエンザなどの感染症予防の原理原則
1、感染源をシャットアウトする
風邪やインフルエンザなどのウィルス・細菌などを体内に入れないようにブロックしてしまう方法です。
では、その手段はどんなものがあるでしょうか?
①マスク
②うがい
③手洗い
④手指消毒
⑤歯磨き
⑥食器などの洗浄・除菌
⑦加湿、乾燥予防
⑧口を開けて寝ない
結構いろいろありますよね?
これを的確に行なえば、それなりにウィルスや細菌をシャットアウトすることができるので、発症する確率を落とすことができます。
2、ウィルス・細菌が体内に入っても、発症しないようにする
しかしながらここまでウィルス・細菌をブロックしようとしても、なんだかんだいって体内に入ってくるものです。
例えば「口を開けて寝ない」とありますが、口が開く人は自然に開くものです。
またマスクをつけて寝るのも熟睡できませんし・・・
よってここでポイントになってくるのは、いざウィルスや細菌が入ってきたとしても発症しない身体が出来ているかどうかなのです。
ここでポイントになるのは、免疫状態です。
つまり元々人間に備わっている「身体防御システム」ですね。
細菌やウィルスが入ってきたときに、かならずこの防御システムが作動するようになっています。
つまり身体にとって「外敵」が入ってきたときに、ガードマンや兵隊が集まってくるようになっているのです。
それが白血球や免疫細胞の働きです。
しかしその機能が落ちてしまうことがあります。
それはなぜかというと、自律神経の乱れが生じているときです。
【自律神経の働きとは?】
自律神経とは、「自分の意思に反して動く身体の調節機能」なのですが、常日頃から身体は「正常」の状態を作るために、自律神経が作動しているのです。
例えば体温一つにとっても、外が暑くなったら汗をかき、寒くなったら震えさせて体温を守ろうとする・・・
こういう調節をしているのが自律神経です。
ではこの自律神経が働かなくなるということは、どういうことなのでしょうか?
普通に免疫機能が低下します。
身体が正常に働かなくなるので、いろいろなところに不調が生じます。
よくあるのは、ご飯を食べたときに、自律神経の乱れによって胃の働きが弱っていると、消化・吸収が起きづらくなります。
よって胃が重かったり、時間が経っても胃に残っている感じがするのです。
また吸収されづらいので、栄養が取り込まれづらくなります。
つまり栄養不足の状態になり、疲れやすくなります。
よってそれが倦怠感として出てくるのです。
【冬場に感染症が多い理由】
冬場に感染症が多い理由として、自律神経が乱れやすいということがあります。
そもそも冬場は寒さで過ごしづらいですよね?
そしたらそれだけでストレスになります。
自律神経はストレスに弱いですから、寒い冬場は自律神経も乱れやすいのです。
特に今回の弊社スタッフの鎌田さんの場合において、こんなストレスがかかったことが考えられます。
関東地方において寒波到来 ▶︎ 雪
実際雪の降った2日後の朝発症しているのです。
ここにおそらく細かいストレスが積み重なったのでしょう・・・
免疫システムの微妙なズレにより、発症ということは容易に考えられるのです。
風邪・インフルエンザなどの感染症の具体的な予防方法
では、この予防をするにはどうしたらいいでしょうか?
1、感染源を一つ一つ取り除く
上記の感染症発症までのシナリオを理解し、まず感染源となるものを取り除くことです。
一般的に言われているマスク・手洗い・うがいなどは励行し、リスクを除外しておくことが重要です。
2、規則正しい生活を行なう
栄養・睡眠は必須です。
若いうちは少しくらい寝ていなくても乗り切れてしまうこともありますが、習慣化することは自律神経を正常に保つには鉄則です。
3、ストレス管理を行なう
ストレスは自律神経の大敵です。よって精神的ストレスだけではなく、身体にかかるであろうストレスを除去していく必要があります。
ちなみに「ストレスもマイナスではない」とおっしゃる方もいます。確かにストレスが全くないと身体は強くならないのですが、そのときにおいて、自然治癒力を上回るほどのストレスがかかると、発症しやすいのです。(下の図を参照して下さい)
感染症予防にストレス管理が大切なのは、いうまでもありません。
そのストレス管理として、宮前まちの整骨院においては「自律神経機能検査」を行なっているのです。
体調を崩しやすいこの時期に、ご自身の自律神経を知っておく必要があるのです。
※自律神経検査については、こちらをご覧下さい。