「足を捻った覚えはないけど、急に踵が痛くなった。」
このような痛みを訴えている子どもたちがとても多いです。
今回はシーバー病という踵の痛みについてご紹介したいと思います。
シーバー病とは
シーバー病という言葉を聞いたことがある方よりも聞いたことのない方の方が多いと思いますが
小学生の高学年の子ども達にとても多い怪我です。
上記の写真の赤い丸の所に痛みがあるケースがとても多く
症状は
・踵を押すと痛い
・走ると痛い
・ジャンプすると痛い
・アキレス腱を伸ばすと痛い
このような症状があります。
原因
シーバー病は成長痛の一種と考えられいますが根本的な原因は骨盤にあります。
シーバー病になっている方は下記の写真のように、骨盤が前傾といい前に傾いているケースがとても多いです。
骨盤が前傾してしまうとシーバー病になってしまう原因が2つあります。
①ふくらはぎが硬くなる
骨盤が前傾してしまうと、殿部、ハムストリングス、ふくらはぎなど足の後ろ側の筋肉が常に力が入っている状態になり
その結果筋肉が固まりやすくなります。
ふくらはぎの筋肉は踵についているため、筋肉が固まると炎症が起きやすくなり痛みに繋がってしまいます。
②扁平足
生まれつき扁平足になる方もいらっしゃいますが、骨盤の歪みによって扁平足になってしまう方も多くいらっしゃいます。
①の部分で殿部が固まりやすくなるとご説明致しましたが、殿部の中の小殿筋、中殿筋という筋肉が固まってしまうと膝が内側を向き内股になってしまいます。
足が内股になると、足のアーチ(土ふまず)がなくなってしまい扁平足になってしまいます。
足のアーチは、歩いたり、走ったりする時にかかる足の衝撃を和らげる働きがあります。
アーチがなくなってしまうと足にかかる衝撃が大きくなり負担が大きくなります。
その結果足の裏の筋肉が固まってしまいます。
足の裏の筋肉も踵についているため、炎症が起きやすくなり痛みに繋がってしまいます。
治療方法
当院で行ってる治療方法は2つあります。
①痛みをとる治療
痛みの出ている所に超音波をかけ、炎症を抑えたり固まっている筋肉をほぐし痛みをとっていく内容になります。
②再発予防のための根本治療
①の治療で痛みが取れたら、次は根本的な身体の歪みをとっていきます。
シーバー病になる子ども達は骨盤が前傾していると上記で述べましたが、もう一つ猫背という特徴があります。
当院では根本治療で骨盤の歪みや背中の丸まりなど全身の歪みを取ることができる猫背矯正を行っています。
猫背矯正を行い、上記の写真の左側の姿勢から右側の姿勢に治すことが出来れば、踵にかかる負担が少なくなりシーバー病を根本的に治すことができます。
ご自宅でできる簡単なセルフケア
シーバー病になる方は、足の裏とふくらはぎの筋肉が硬くなるという特徴があります。
今回はこの2カ所のセルフケアの方法をご紹介致します!
①足の裏のセルフケア
①テニスボールやゴルフボールを準備する
②足でボールを踏む
③ボールを踏んだ状態で足を動かす
④この動作を1セット30秒続ける
このセルフケアを行うことで足の裏の筋肉を柔らかくすることができます。
②ふくらはぎのセルフケア
①腕を伸ばした状態で壁に手をつく
②伸ばしたい方の足を後ろに下げる
③この状態で30秒キープする
このストレッチを行えばふくらはぎの筋肉を柔らかくすることができます。
今回ご紹介したセルフケアを1日1セット行ってみて下さい!
最後に
今回はシーバー病についてご紹介致しました。
痛みがあまり強くないなどの理由で治療を行わず、完治まで時間がかかってしまうケースがとても多いです。
痛みを少しでも感じたら早期に治療を開始し、少しでも早く完治できるようにしていきましょう。
皆さんの周りで怪我で悩まれている方がいましたらぜひご相談ください。
また、当院では姿勢のチェックなども行っています。
猫背や骨盤の歪みなど気になる方はスタッフまでお声掛けください!
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